AITuberの作り方|必要なものから無料で始める手順まで完全解説【2026年版】
AITuber(AIチューバー)は、配信者の代わりに AIが自分で考えて話すバーチャルキャラクター です。本記事では「何から始めればいいか分からない」という初心者でも迷わないよう、必要なもの → 2つの作り方 → 無料で始める具体手順 → つまずきポイント の順で解説します。
結論として、最短で動くAITuberを作りたいなら ノーコードツールでアバター・性格・知識を設定して公開する のが正解です。技術的な自由度を最大化したい人向けに、各ツールを自分で組み合わせる方法も後半で詳しく扱います。

AITuberとは?VTuberとの違い
AITuberとは、会話やリアクションをAI(大規模言語モデル=LLM)が自動生成するVTuberのことです。従来のVTuberは「中の人(演者)」がリアルタイムで喋りますが、AITuberは中の人がいなくてもAIが視聴者コメントに応答し、自律的に配信を続けられます。
| 項目 | VTuber | AITuber |
|---|---|---|
| 中身(会話) | 人間の演者 | AI(LLM) |
| 稼働時間 | 演者の活動時間に依存 | 24時間自動応答が可能 |
| コメント対応 | 人が読んで反応 | AIが自動で読み取り・返答 |
| 主な用途 | 配信・エンタメ | 配信・接客・受付・教育・キャラクターBot |
なぜ今AITuberが注目されているのか
- 24時間稼働:演者の拘束なしに配信・接客を継続できる。
- コスト効率:1体作れば複数チャネル(配信・自社サイト・SNS)に展開できる。
- 生成AIの進化:2023年以降のLLMの高性能化で、自然な会話・キャラクター性の維持が現実的になった。
- 用途の拡大:エンタメ配信だけでなく、企業のWeb接客・AI受付・FAQ対応など、ビジネス活用が急増している。
AITuberに必要な3つの要素
AITuberは、次の 3つの要素 を組み合わせれば作れます。逆に言えば、この3つさえ揃えば形式は問いません。
① アバター(見た目)
キャラクターの「姿」です。代表的な形式は次の3つ。
- Live2D(2D):イラストを動かす方式。表情・口パクが自然で、配信AITuberの主流。制作には Live2D Cubism を使う。
- VRM(3D):3Dアバターの標準フォーマット。VRoid Studio で無料制作でき、3D空間で動かせる。
- 3Dモデル(独自):BlenderやUnityで作るオリジナル3Dモデル。自由度は最大だが難易度も高い。
② AI(会話の頭脳=LLM)
AITuberの「中身」です。視聴者のコメントを理解し、キャラクターになりきって返答を生成します。
- 代表的なLLM:Claude(Anthropic)/GPT(OpenAI)/Gemini(Google) など。
- ここに ペルソナ(性格・口調・設定) と ナレッジ(知識・FAQ) を与えることで、キャラクターらしさが決まります。
③ 連携・公開の仕組み
アバターとAIを「つなぎ」、視聴者やユーザーに届ける部分です。
- 配信向け:YouTube Live等のコメント取得 → LLMで返答生成 → 音声合成(TTS)→ アバターの口パク・表情 → OBSで配信、という流れを組む。
- Web向け:自社サイトやアプリにアバターAIを埋め込み、来訪者と対話させる(接客・受付用途)。
AITuberの作り方【2つのルート】
AITuberの作り方は、大きく2ルートあります。目的と技術レベルで選びましょう。
| 比較項目 | ルートA:自前で組み合わせる | ルートB:ノーコードツール |
|---|---|---|
| 対象者 | エンジニア・上級者 | 初心者・非エンジニア |
| 自由度 | ◎ 非常に高い | ○ ツールの範囲内 |
| プログラミング | 必要(Python等) | 不要 |
| 構築期間の目安 | 数日〜数週間 | 数分〜数時間 |
| 費用の目安 | 各APIの従量課金+制作工数 | 無料〜月額(ツール依存) |
| 向いている用途 | 配信特化・独自カスタム | Web接客・受付・素早く試したい |
※費用・期間はあくまで一般的な目安であり、構成や利用量により変動します。
ルートA:各ツールを自前で組み合わせる(上級者向け)
自由度を最大化したい・配信に深くこだわりたい人向け。必要なツール群の一例:
- アバター制作:Live2D Cubism(2D)/ VRoid Studio(VRM・無料)
- LLM:Claude / GPT / Gemini などのAPI
- 音声合成(TTS):VOICEVOX(無料)/ にじボイス/ ElevenLabs など
- 配信:OBS Studio(無料)+ YouTube Liveのコメント取得API
- つなぎ込み:Python等で「コメント取得→LLM→TTS→アバター制御」を実装
メリットは完全な自由度。デメリットは プログラミングと各ツールの連携・保守が必要 で、初心者には負担が大きい点です。
ルートB:ノーコードツールで作る(初心者向け・最短)
プログラミング不要で、ブラウザ上の設定だけでAITuber/AIキャラクターを作る方法です。①アバター ②AI ③連携・公開がツール内で統合されているため、最短数分 で動くものが作れます。
特にWeb接客・AI受付・サイト埋め込み用途では、配信特化ツールより ノーコードのビジュアルAIエージェント基盤 が適しています。次章で、その具体的な手順を解説します。
ノーコードでAITuber/AIキャラを作る手順(3ステップ)
ここでは、ブラウザだけで2D/3DアバターAIを作れる vtkool を例に、最短手順を紹介します(ベータ期間中は無料)。考え方はほかのノーコードツールでも共通です。
STEP1. アバターを選ぶ/アップロードする
- 用意されたテンプレートのキャラクターを選ぶか、自分の2D/3D(Live2D・VRM)アバターをアップロードします。
- 表情やモーションを持つキャラクターに、これから「中身」を与えていきます。
STEP2. ペルソナとナレッジを設定する
- ペルソナ:名前・性格・口調・キャラクター設定を入力。ここで「らしさ」が決まります。
- ナレッジ:応答に使わせたい知識・FAQ・商品情報などを登録。AIはこの情報をもとに答えます。
- 対話シナリオや禁止事項を決めておくと、配信・接客でブレない応答になります。
STEP3. 公開・埋め込みする
- 完成したAIキャラクターを公開し、埋め込みコードを自社サイトやアプリに貼る だけで稼働します。
- Web接客・AI受付として24時間来訪者と対話させたり、キャラクターBotとして展開できます。
AITuber制作でよくあるつまずきと対策
- キャラがブレる/設定を忘れる → ペルソナとナレッジを具体的に書き、禁止事項も明文化する。
- 会話が不自然・的外れ → ナレッジを充実させ、想定質問への回答例を登録する。
- 配信のラグ・口パクのズレ(ルートA) → 処理の各段(コメント取得→LLM→TTS→アバター)の遅延を分解して調整。まずノーコードで挙動を掴んでから自前実装に進むと失敗が減る。
- コストが読めない → LLMやTTSの従量課金は利用量に比例。小さく始めて使用量を見ながらスケールする。
- 何から作ればいいか分からない → まずノーコードで「動くAITuber」を1体公開し、必要に応じてルートAへ拡張する。
よくある質問(FAQ)
Q. AITuberは無料で作れますか?
A. 作れます。VRoid Studio(アバター)やVOICEVOX(音声)など無料ツールを組み合わせる方法のほか、vtkoolのようにベータ期間中無料で使えるノーコードツールもあります。ただしLLMのAPIなど一部は利用量に応じた費用が発生する場合があります。
Q. プログラミングの知識は必要ですか?
A. ルートB(ノーコードツール)なら不要です。アバター・性格・知識を画面上で設定するだけで作れます。ルートA(自前で組み合わせる)はPython等の実装知識が必要です。
Q. AITuberとVTuberの違いは?
A. VTuberは人間の演者が喋るのに対し、AITuberは会話やリアクションをAI(LLM)が自動生成します。そのため24時間の自動応答や、コメントへの自動返答が可能です。
Q. AITuberは配信以外にも使えますか?
A. はい。Web接客・AI受付・FAQ対応・キャラクターBotなど、企業のサイト埋め込み用途でも広く使われています。むしろ近年はこのビジネス活用が伸びています。
Q. Live2DとVRM(3D)はどちらがおすすめ?
A. 表情豊かな2D配信を重視するならLive2D、3D空間での動きやVR/メタバース展開を見据えるならVRMが向いています。ノーコードツールなら両対応のものを選ぶと後から切り替えやすいです。
まとめ
- AITuber=AIが中身を担うVTuber。必要なのは ①アバター ②AI(LLM) ③連携・公開の3要素。
- 作り方は 「自前で組み合わせる(自由度重視・要プログラミング)」 と 「ノーコードで作る(最短・無料で開始)」 の2ルート。
- 初心者は ノーコードで1体公開 → 必要に応じて拡張 が失敗しない最短ルート。
ブラウザだけで2D/3DアバターAIを作り、サイトにそのまま公開できる vtkool なら、登録から公開まで最短数分。配信だけでなくWeb接客・AI受付にも使えます。
この記事について(運営者情報)
本記事は、ビジュアルAIエージェント開発プラットフォーム「vtkool」を運営する GeeXai の編集部が、2D/3DアバターAIの開発・提供で得た実装知見をもとに執筆・監修しています。AIエージェント/アバターAIの最新動向と実装ノウハウを発信しています。